食事は『大仕事』、食材には『毒』もある〜「ケトン体」を活かす〜

おはようございます。
今日は断食について書いていきたいと思います。
✅最近食べ過ぎている
✅断食してみたいと思っている
✅断食してるけど本当によいのかわからない
上記に当てはまる人には最後まで見てもらいたいと思っています。

早速いきましょう
let’s おにぎり!

食事は『大仕事』食材には『毒』もある

皆さんが毎日食べている食べ物はどのように消化されていくのでしょうか?
口→食道→胃→腸→肛門のように1本に繋がっています。
この流れにおける消化管の役割を確認していきましょう。
口と食道
・アミラーゼの分泌により炭水化物の分解を開始
・咀嚼により食べ物を細かくする


・胃液のpH低下とペプシンによるタンパク質の分解を開始

胆のう
・胆汁によって胃で酸性になった粥状になった食べ物を乳化、アルカリ化

膵臓
・消化酵素における三大栄養素を分解
(アミラーゼ:炭水化物 リプシン:タンパク質 リパーゼ:脂質)

小腸
・継続した栄養素の分解
・ブドウ糖、アミノ酸、ペプチド、脂肪酸、グリセロール、ビタミン、ミネラルなどが吸収される
・通過する時間は食物繊維によって左右される

大腸
・腸内細菌による食物繊維の消化
・アミノ酸、ビタミンB群、短鎖脂肪酸の合成
・水分、ミネラル、ビタミンKの吸収

これだけの役割を内臓系が担っています。

基本的に体内で作られる酵素は
『消化酵素』と『代謝酵素』に含まれます。

酵素の量は生涯のうちに体内でつくられる量は遺伝子によって決められているというのが有力です。
つまり…。
『消化酵素には限界がある』
ということです。
なので、断食することで病気が治るといった考え方もできると思います。
体内酵素を節約するために、外からつまり、食べ物から酵素を取り入れて、体内の酵素を節約しようというのがこの書籍の方法でもあります。

消化酵素には限界があると言われており、さらに、最近の食材には『毒』も含まれています。
今までの記事でも書いていきましたが、
・化学薬品
・有害金属
・食品添加物
が含まれています。

生物濃縮と言われ、少し現実感にかけますが、
食物連鎖における上位に存在する方が有害物質が溜まっていくことがわかっています。
要は
プランクトン>小魚>マグロ
みたいなイメージですね。
気になる人は以下の記事が参考になると思います。

そういった『毒』を分解するためにも酵素が利用されてしまう。
食事は幸せかもしれませんが、内臓系には『大仕事』になっていますね。

断食による脳と身体の効果

断食にはデトックス効果があると言われていますが、主に2つの仕組みがあります。
①体脂肪の燃焼
②タンパク質の正常な機能
これらのメカニズムからデトックス効果が挙げられます。

①体脂肪の燃焼についてですが、
有害物質は
『脂肪組織に馴染みやすい』
と言われており、食べ物からエネルギーが得られなくなるともちろん脂肪組織からエネルギーが利用されます。
その結果、有害物質が血中に遊離してくれます。
その有害物質が腎臓で濾過され、排出されるか、肝臓で解毒されるわけですが、
これが②のタンパク質の正常な機能になってきます。
肝臓には『解毒タンパク質』が3つ存在しており
・メタロチオネイン
→重金属の処理が専門
・シトクロムP450
→重金属以外の化学物質の処理が専門
・グルタチオン
→重金属と化学物質の処理を兼任
これら活性が促されます。

毒素が処理されることで、腸が整ってくるわけですが、そのメリットは脳にまで波及します。
脳と腸は自律神経系で繋がっており、
腸は
『第2の脳』
とも言われるくらいです。
腸内環境が悪化すれば、ストレスを感じやすくなるし、ストレスを感じれば、消化不良を起こしやすくなります。
イメージはこんな感じ

腸と脳の関係は今後も知識を深める必要性がありますね。

山田式ファスティング法とは

僕は今まで何回か断食チャレンジを実施してブログにあげてきましたが、
主に水だけを良いものとして実践していきました。
しかし、以下の考え方は納得いくものだったので共有します。
断食で思いつくのは『ケトン体』でしょう。
ケトン体は脳の関所である血液脳関門を通過できるため、脳のエネルギーにもなるという考え方です。

もちろん
ケトン体のベースは『脂質』です。
そして、
この書籍では脂質をケトン体に変換するための栄養素を取ろうということです。

山田豊文:【図解】脳が蘇る断食力より

上図の通り必要な栄養素は
・マグネシウム
・ビタミンB2
・ナイアシン
・パントテン酸
・ビオチン
・鉄
・ビタミンB1
・ビタミンB6
・α-リポ酸
などの栄誉素を断食中も必要ということです。
その他の山田式ファスティングのポイントは以下の通り

ファスティングドリンクというものが売っているのですが、上記の栄養素などが含まれているものを購入し飲むようにしましょう。

そしてファスティング中に特にNGなものは
❌アメ・ガム
❌アルコール・タバコ
❌カフェインの入ったもの
❌激しい運動
これらは消化器系に負担をかけてしまうため、
ファスティング中はNGということで生活してみてください。

最後に

今の3食が当たり前になっていますが、それが要因となり日本の医療費は爆増しています。

厚生労働省データより

これがどれだけ異常かというと、日本人の人口と比較すると

厚生労働省データより

人口は1.4倍程度の増加にとどまっているのに対して
医療費は170倍まで膨れ上がっているのが現実です。
しかも、日本人の人口はすでに減ってきています…。
ここ最近の食生活をしていては生活習慣病は増える一方で、働く世代の負担は増える一方です。

自分の人生を楽しむことも大事ですが、息子や孫、ひ孫の世代を考える意味でも食を見直す時間が必要かもしれませんね。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
Good Rice!

他にも栄養に関する知識を書いていますのでよかったら見てください。

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