ミネラルについて⑤〜骨にはマグネシウムも必要です〜

おはようございます。

今日はマグネシウムと硫黄についてです。どちらも聞いたことがあるミネラルですが、栄養素として意識した経験はないと思います。

マグネシウムはカルシウム同様に骨に関わってくるので大切ですので、ゆっくり見ていってください。

それではやっていきましょう!
let’s おにぎり!

マグネシウムについて

体内のマグネシウムは約2/3が骨の中にあり、今まで書いてきたカルシウムやリンとともに骨の構成成分となっています。

残りの1/3は筋細胞のなかにあり、エネルギー産生や筋肉の収縮、体温調整などさまざまな機能に関与しています。

摂取したマグネシウムは、カルシウム同様、一部は骨に貯蔵され不足した際は血中にとけだして利用されます。

マグネシウムはカルシウムとのバランスが大切ですが、マグネシウムは骨に貯蔵されている量がカルシウムと比較して少ないため、不足しやすいです。

また摂取に関してはマグネシウムとカルシウムの摂取バランスも1:1にすることが理想とされています。

【主な作用】
・骨や歯を強化する
・軟組織でのカルシウム沈着を防ぐ
・体温/血圧を維持する
・筋肉の収縮を助ける
・補酵素として、糖質、脂質、タンパク質の代謝を助ける
・酵素の作用を活性化させる

【主な食材】

足立香代子:栄養学の基本がまるごとわかる辞典より

【その他】

マグネシウムは基本的な食事をしていれば不足しにくいですが、慢性化したストレスコーヒー、アルコールの多飲によって排出量が増加してしまいます。

上記に当てはまる人は少し気にしてもよいかもしれません。

その他カルシウムやリンについて気になる方は下記の記事を参照してください。

硫黄について

硫黄といった名前はよく聞くと思います。

温泉とかでよく聞きますよね?硫黄は色々な場所に存在していて、特有の臭気を発します。おおよそ体内に110〜115gほど存在しています。

体内では単体として存在するのではなく、含硫アミノ酸(メチオニンやシステイン)の成分として吸収されます。

そういった含硫アミノ酸は、皮膚毛髪軟骨の材料になっています。そのため、硫黄が不足してしまうと爪が弱くなったり肌荒れや抜け毛が起き関節が弱くなることがあります。

それだけではなく、硫黄はビタミンB1やパントテン酸と結合して補酵素となり、糖質や脂質の代謝を助ける働きを持っています。

【主な作用】
・有害ミネラル蓄積を防ぐ
・細胞組織をつくる
・循環器の機能を補助する
・肝臓の胆汁分泌を促す
・爪、皮膚、毛髪、軟骨の材料になる
・皮脂を抑制してニキビを改善する。
・糖質や脂質の代謝に関与する
・細菌への抵抗力を強める

【主な食材】

足立香代子:栄養学の基本がまるごとわかる辞典より

上の図を見てわかる通り、タンパク質をとっていれば硫黄の心配はないということですね!

【その他】

菜食主義者の場合は硫黄が不足する場合がありますので、注意する必要があります。

そういった場合は抜け毛などが増えてしまう可能性があるので、気になる方はタンパク質を意識してみてはいかがでしょうか?

最後に

主要ミネラルでも不足になりやすいものやなりにくいものがありましたね。

次回から微量ミネラルに入っていきます。微量ミネラルの中でも特に自分は鉄と亜鉛を意識してもらいたいと思っています。

次回もお時間が許す限り読んでいってください
最後までありがとうございました。

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