骨粗鬆症について①〜骨にはタンパク質です。〜

おはようございます。

今日は骨について書いていきたいと思います。
「骨にはカルシウム」
と思っている人にはぜひ読んでいただきたいと願っています。

それではいきましょう
let’s おにぎり!

骨強度について

臨床で骨折の患者さんをみているとこんなことを言われます。

患者さん
患者さん

私は骨密度はよかったのよ!

なのに骨折なんてっ!
あの医者〇〇◯だわ!

おにぎり
おにぎり

骨は骨密度だけじゃないんだけどなぁ〜

という様に、骨の強さ(骨強度)は骨密度だけでは話がまとまらないのが現実です。
骨強度とは

骨強度はつまり
骨密度+骨質で説明することが可能です。

画像からもイメージできる様に、
骨密度はコンクリート
骨質は鉄筋

という様なイメージです。

なので骨密度だけでは骨質を見ることができないので、一概に骨強度が高いかというとそういうわけではありません。

骨密度と骨質について

先ほども書きましたが、
骨密度はコンクリート
骨質は鉄筋
です。

では材料はなんでしょうか?

よく聞く
「カルシウム」は上記でいう骨密度のための材料です。

では骨質の材料はなんでしょうか?

それは
タンパク質
ビタミンC

です。

タンパク質を具体的にいうと
・グリシン
・リシン(リジン)

といったアミノ酸分子が必要になってきます。
※ちなみにリシンは必須アミノ酸でもあるため、必ず食品から摂取する必要があります。

つまり、骨を強くするのにはカルシウムだけでは足りないということです。

そして、さらに骨質を劣化させる原因についても触れていきます。

それは

こいつです。
・砂糖(sugar)
つまり、ご飯やパンなどの『炭水化物』も含まれています

専門用語になってしまいますが、
高血糖が原因で体内では
・AGEs(Advanced Glycation End Products)
といった終末糖化産物といったもので、糖質とタンパク質が結合しタンパク質を劣化させる要は

サビみたいなものと表現できると思います。

そして、それだけではありません。骨を劣化させる原因は

・たばこ
です。

たばこをあげましたが、お酒も同類です。
これも要はサビみたいなところがあります。

これらのサビを防ぐ為に、抗酸化物質は主に
・ビタミンA
・ビタミンC
・ビタミンEなどがあげられます。

特にビタミンCは骨質の合成にも関わってくる為、より重要度が高いです。

これらの栄養素の記事は下記の記事を参考にしてみてください。

最後に

骨密度だけでは骨を語れないということを理解していただければ今日の僕の記事は満点です(笑)

臨床で
「骨にはカルシウム」
といっている人はいますが
「骨にはタンパク質」
といっている人はみたことありません。

今までの臨床感では
「骨を強くするには運動」
の一択でしたが、新たな視点として医療従事者や一般の方も知っておいて良い知識だと思います。

今日は最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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