おはようございます。
今日はリーキーガット症候群について書いていきます。
これは腸が荒れて栄養素が細かくされる前に吸収されてることで、吸収速度の上昇などがみられます。その結果、血糖値の乱高下や脳のトラブルにもつながるものですので、よかったら最後まで読んでいってください。
それではいきましょう。
let’s おにぎり!
リーキーガット症候群のメカニズム
まずはリーキーガット症候群について簡単に触れていきましょう。
リーキーは「漏れる」、ガットは「腸」を意味しています。
つまり物質を通しやすくなることを「漏れる腸」と表現したことからこういった名前になっています。
基本的に僕たちの腸は、消化・吸収する際に必要なものだけを通し、不要なものを通さない機能を持っています。
腸の内側は絨毛と呼ばれる細かい突起で覆われています。
その表面が、さらに微絨毛とよばれる微細な突起でおおわれ、表面積がとても広くなっています。
これだけ敷き詰められているので、十分に分解された必要な栄養素は通ることが可能ですが、一定の大きさの栄養素は本来であれば通ることができません。
簡単にいうと「細かいザル」だと僕は思っています。(笑)
この構造に加えて腸の免疫細胞や腸内細菌によって不要物などを吸収させないように守っています。
腸には、全身のリンパ球が集まっているのですがどのくらい集まっているか知っていますか?
A:20%
B:30%
C:50%
D:80%
さてどれでしょうか?
正解はDの80%です。
それぐらい腸には免疫細胞が存在し、病原体を排除しています。
これだけ防御が硬い腸ですが、なぜ漏れやすいものになってしまうのでしょうか?
リーキーガット症候群になる原因
リーキーガット症候群は腸粘膜の機能低下が原因でしたね。主な原因は4つあります。
・粘膜の未熟性
・栄養不足
・抗生物質の多用
・カンジダ感染
これら4つです。
腸粘膜の未熟性に関しては腸粘膜は他の組織と比較して成長が遅いため、早い時期から離乳食にするとうまく機能できなくなってしまいます。
栄養不足に関しては以前タンパク質の記事でこんな表を載せたのをご存知でしょうか?
臓器/細胞 | 寿命 |
胃腸粘膜 | 4日 |
永久歯 | 約60年 |
乳歯 | 8~12年 |
頭髪(男) | 約4年(60本/日) |
(女) | 約6年(50本/日) |
胎盤 | 40週 |
胎児 | 40週 |
子宮内膜 | 28~30日(月経) |
赤血球 | 120日 |
白血球 | 9日 |
血小板 | 4~10日 |
精子 | 3~10日 |
卵子 | 10~24時間 |
これは臓器の入れ替わるスピードを示していますが、腸の入れ替わり(同化と異化)の速度が早いことがわかると思います。なので、栄養が不足してしまうとすぐに腸に悪影響が出てしまいます。
抗生物質の多用に関しては現在、風邪には抗生物質といった傾向が強い印象があります。頻度や種類が増えてしまうと悪玉菌が増えて、善玉菌が減ってしまう恐れがありますので、多用は厳禁です。先日体調を崩した際の担当してくださった内科の先生は「無理に使わないほうがいい」といってくださいました。
カンジダ感染に関してはカンジダはカビのようなもので常在菌の一種です。普段は悪さしませんが免疫力が低下した際に腸の粘膜を攻撃し、機能を低下させてしまいます。
また、カンジダの大好物は何かわかりますか?
『砂糖』
です。
炭水化物、お煎餅、小麦などなど生成食品などのとりすぎは身体に良い影響は与えませんのでほどほどに摂取するようにしましょう。
砂糖に関する記事も書いていますのでよかったら覗いてみてください。
最後に
これだけ防御が硬い腸が今では多くの原因によって崩され身体に悪影響を与えています。
リーキーガットのイメージは下記の通りです。
小麦粉、乳製品、遺伝子組み替え食品などここまで経済が豊かになったのもこれらのおかげかもしれませんが、自身の健康についても考える時間をつくっても良いと思います。
今日は最後まで読んでいただき
ありがとうございました
Good Rice!