糖尿病の最先端!?〜本当に膵臓が原因なのか〜

おはようございます。
先日こんなニュースを見つけました。

https://toyokeizai.net/articles/-/429470

面白そうな内容だったので、とりあえずKindleでポチりました。(笑
今まで糖尿病については概要やインスリンについて書いていますので、今日は今まで触れてこなかった内容について書いていきたいと思います。


それではいきましょう
let’s おにぎり!

最新研究〜糖尿病の新常識〜

まず初めにみなさんは『恒常性』と言う言葉を知っていますか?
恒常性とは
体温や血糖値などの体内環境を一定に保つ仕組みのことです。
人間には睡眠と目覚め、ホルモンや体温調節などの生理機能が備わっており、基本的に24時間周期で繰り返されています。
これを『概日リズム』と言います。
概日リズムは光や温度変化がなくとも機能しているため、生物独自に時計機能を持っておりそれがいわゆる『体内時計』と言うものになります。
また、体内時計にも
・脳にある『親時計』
・全身の細胞にある『子時計』
があります。これらのリセットのタイミングはいつでしょうね?

親時計
朝の光を感じること
子時計
朝食でタンパク質と糖質を取ること
これらの2つの時計が同調することで生理機能のピークのタイミングなどが整われます。
この同調がないことでいわゆる『ジェットラグ(時差ぼけ)』が生じてしまい、心と体がついていけなくなってしまいます。
つまり、朝に「光」と「食」による刺激は病気を予防する上で大切と言うことがわかってきています。

ここで糖尿病の歴史について見直していきましょう

「死にゆく病気」から始まりそしてこの書籍では膵臓の病気ではなく『腸』や『腎臓』が関連してきているという考え方でした。
理由としては
①小からインクレチンが分泌される
②インクレチンにはGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)があります。
③このGLP-1には
・インスリンの分泌を促す
・脳に作用し食欲の抑制に働く
・脂肪細胞に働き脂肪を燃焼させる

といった作用がある
④このGLP-1は腎臓にある酵素のDPP-4によって活性が失われる
と言う様に、腸や腎臓が糖尿病を関係があるという説明になるかと思います。
実際に糖尿病になり腎機能が落ちてくると血糖値が安定してくるといったデータもあるそうです。
まだまだアップグレードされる内容かもしれませんが、糖尿病=膵臓が悪いと言う時代も変わる日が来るかもしれませんね。

糖尿病の予防法〜食事、運動、睡眠全部できる!〜

今回お伝えする生活のポイントは
⑴糖質を摂取する前にオリーブオイルを摂取しよう
⑵食前に無酸素運動、食後に有酸素運動
⑶7~8時間睡眠を意識しよう
では順番にいきましょう。

⑴糖質を取る前にオリーブオイルを取ることで胃の動きを緩やかにして、血糖値の急上昇を防ぐ作用があります。
それだけではなく、小腸でのインクレチンを増やすため、結果的な空腹感の抑制に作用する働きがあります。

⑵食前は血糖が少ないため、脂肪細胞から放出された『遊離脂肪酸(FFA)』が血液を通ってエネルギーとして利用されるため、脂肪が燃えます。つまり、食前に無酸素運動を行い筋肉量を増やし、食後は有酸素運動で血糖値の上昇を抑えつつ、下げるというのが良いと思われます。

⑶睡眠に関してはよりはっきりとした情報はまだわかっていないのが現状です。下記の図の様に寝不足でも、寝過ぎでも有病率が高くなってしまうので、7~8時間を意識してみてはいかがでしょうか?

最後に

糖尿病に関しては徐々に人数を増やしているのが現状です。

「糖尿病が強く疑われる者」の割合:厚生労働省より

今の日本の食事状況などを考えてもこれから減る病気ではないのかなと思います。
しかし、この病気に関しては
「個人が自覚を持てば防げる病気」
だと僕としては思っています。
遺伝によるタイプもありますが、ほとんどが生活習慣の要素が大きい病気です。
気になる人は診断された後に考えるのではなく、今から生活を見直してみてはいかがでしょうか?

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました
Good Rice!

糖尿病についての記事もありますのでよかったらみてください。

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