おはようございます。
今日はビタミンB群まとめになります。今までのそれぞれのビタミンBの作用や食材などは下記の記事を参考にしてください。
今日は総集編になりますので、ビタミンBの神経系の作用やTCA回路(エネルギー産生)についてなど補酵素としての役割を全面に出していく記事にしたいと思います。
今までの復習にもなりますので、よかったら最後まで読んでいってください
それでは早速いきましょう
let’s おにぎり!
目次
ビタミンB群の復習
復習は簡単にいきましょう。表にまとめたのでご参照ください。
ビタミンB1 | チアミン | 脳の発育、神経機能の維持、糖代謝、疲労回復、無力感改善 |
ビタミンB2 | リボフラビン | 酸化還元反応の補酵素、脳のエネルギー代謝の補酵素 |
ナイアシン | B2と協力し、脂質や糖質の分解を助ける | |
パントテン酸 | 神経や副腎皮質の働きを助ける | |
ビタミンB6 | ピリドキシン ピリドキサール ピリドキサミン | アミノ酸代謝の補酵素、脂質の代謝を助ける |
ビオチン | 糖新生、脂肪酸合成に働く | |
葉酸 | DNA合成、細胞分裂に必須、赤血球の再生を助ける | |
ビタミンB12 | コバラミン | アミノ酸代謝に作用、赤血球の再生を助ける |
簡単にまとめていますので、「これだけじゃないよ!」とか言わないでください(笑)
ビタミンB群が不足する原因
上の図を見てどうおもいましたか?読んでくださっているあなたは当てはまっていませんか?
タンパク質を意識して取っている人は最近増えてきていると思いますが、そういった人は特にビタミンBにも目を向けてみましょう。
ビタミンBと神経の関係
上記の図は脳内神経伝達物質の代謝経路の一部です。聞いたことがある物質がたくさんありませんか?
GABA(γ-アミノ酪酸)やドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン、メラトニンは聞いたことがあると思います。
さてさて、上記の図にビタミンB群を合わせてみましょう。それは下記の図になります。
見てください。ビタミンだらけですね。これを見てもらってわかる通りビタミンBを単独で摂取しても最大限の効果が発揮されないことが想像できると思います。
ビタミンBとエネルギーの関係
この図も前回下記の記事で載せています。エネルギーをつくるクエン酸回路ですが、この回路を円滑に回すためにもビタミンB群が必要になってきます。
能動輸送など、体内ではエネルギーを使用した上で栄養素を運ぶ働きもあるので、この回路を回さないわけにはいきません。
そういったことからビタミンB群は色々大切なんです。
最後に
ビタミンBの必要性を少しでも理解していただけたでしょうか?
時々
「結局、ビタミンBを取ればいいんでしょ?」
とか言われますが、何をどのくらい取ればいいのかまで伝えられる方がいいんじゃないかなと思います。
理学療法士としての学びと栄養の学びはどっちも臨床に直結していると思うので、今後も栄養については書いていきます。
もちろん、普段から健康に不安がある方にもわかりやすい内容を書いていくつもりですので、今後ともよろしくお願いします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。