皆さん、骨髄移植のドナー登録についてしっていますか?
正直僕は、患者さんに言われるまでわかりませんでした。普段からいく献血ルームで上記の資料+赤十字が発行している資料をみて、そういったことにも挑戦するのもいいんじゃないかなと思いました。
僕は献血していますが、ドナー登録はしていません。ですが、今回これらの資料をみて色々思うことがあったので書いていきたいと思います。下記の資料を参考に作成しています。
目次
造血幹細胞とは
造血幹細胞は読んで字のごとく、『血液をつくる根幹をなす細胞』ですね。赤血球や白血球、血小板などをつくっています。その為、この細胞が働かなくなってしまうと、それぞれがになっていた役割を果たせなくなってしまい体に不調が起こってきます。
これがいわゆる「再生不良性貧血」や「白血病」といったものです。
薬による治療もありますが、正常に血液を作れなくなった患者さんにドナーから摂取した健康な造血幹細胞を移植することで血液を作る力を回復させるという治療法です。
治療を行うために患者さんとドナーのHLA型という白血球の型を合わせる必要があります。この型がなかなか合わないそうで、合う確率が数百〜数万分の1しかありません。
あったらそれは貴重なものということですね。
移植方法は上記の方法があります。この他に『さい帯血移植』といった妊婦さんの協力で出産時にさい帯(へその緒)から採取して保存しておいた造血幹細胞を移植するといった方法もあるそうです。
ドナー登録をするために
まずは献血同様に基準があり満たしていなければなりません。それは以下の通りです。
そして上記の基準を満たしている人は登録が可能です。その場所は『献血ルーム』や『保健所』で行っています。当日の流れに関してもわかりやすく書いてあったので、載せておきます。
1. 受付
2. 骨髄バンクドナーについて理解
3. 登録申請書の記入
4. タッチパネル問診
5. 問診・血圧測定
6. 検査採血
7. 献血
8. 登録完了(ドナーカード交付)
といった流れになっています。献血しかしていない僕が言うのもなんですが、それほど時間はかからなそうですね。
ドナーに選ばれた場合
患者さんの個人情報もあるので、性別や年代、住んでいる所だけが伝えられます。ドナーに選ばれた際も、最終の検査や最終的な同意を改めてドナー登録者からする流れになっているんですね。
実際に採取する場合は方法にもよりますが、3〜6日ほど入院する流れになっています。退院後もドナーの体調管理のサポートもついているので、その点は安心できる要素かもしれませんね。
Q&A
僕が読んでてそこは大事だよね!っていうQ&Aをまとめておきます。
Q1.採取した後に症状などが出ないのか?
A.ドナーの方の痛みや熱、針の後などが出る場合がありますが、通常は速やかに回復します。
Q2.ドナーが費用を払うことはありますか?
A.提供のための検査や入院費用は一切かかりません。
Q3.ドナーに健康被害が起きた場合はどうなのか?
A.健康被害が起きた場合の保証もされており、程度により400万〜1億円の補償がされています。2万例以上の採取が行われているそうですが、195例に入通院保険などが定期用されています。日本骨髄バンクでは骨髄ドナーの死亡事例はないそうです。
Q4.骨髄・末梢血幹細胞の提供を断ることが出来ますか?
A.ドナー登録や提供は、あくまでも善意の自由意思によるものなので、提供を断ることが可能です。
採取方法や移植方法はどちらにもメリットやデメリットがあるため、その人にあった方法が選択されます。
最後に
上の図を見ての通り、年間の移植数(左の縦軸)は増加しています。こういったことを初めて知ったので、今度献血ルームでドナーの理解を深める動画など見させていただきたいと思いました。そして理解した上登録しようと思ったら登録してきたいと思います。
ニュースでよく
「〇〇さんが白血病」
と報道されていますが、僕の認識は
「あぁ〜。大変そうだな。」
程度で何が大変かもわかっていませんでした。
これを見て少しでも多くの人に骨髄バンクを知っていただけたらと思いこんな記事を書いてみました。みなさんがどういった考えをお持ちなのかもしよかったら聞かせてください。
また、骨髄バンクではInstagramやFacebook、YouTubeなどでも情報を発信しているそうなので、気になる方はそちらもみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。