おはようございます。
今日は糖の流れや、インスリン抵抗性が上がらないようにする工夫、内臓脂肪と皮下脂肪についてといった流れで書いていきます。糖尿病を知る上では必要な知識なので、興味のある方はゆっくり読んでください。
それではいきましょう!
let’s おにぎり!
目次
糖の流れについて
まず皆さんに知っておいて欲しいのは
『インスリンは食事の時だけ分泌されているわけではない』
ということです。
インスリンには
・基礎分泌
・追加分泌
というものがあります。
基礎分泌とは
→空腹時からでも分泌されている一定量のインスリン分泌のこと
追加分泌とは
→栄養素の吸収に伴う血糖値上昇に対して速やかにおこるインスリン分泌のこと
というようにインスリンの分泌にも色々存在します。
内臓脂肪とインスリン抵抗性
内臓脂肪とインスリン抵抗性に関しては因果関係やメカニズムははっきりしていませんが、書籍をもとに仮説を書いていきます。
脂肪細胞が大型化(肥満)することで細胞内に脂肪を取り込むことが困難になり、遊離脂肪酸が増加します。
内臓脂肪は皮下脂肪より分解されやすいため、内臓脂肪が分解され、さらなる遊離脂肪酸の増加が起こります。
その結果行き場を失った遊離脂肪酸が骨格筋、肝臓に取り込まれ、『異所性脂肪』となっていきます。
それらの脂肪組織によりインスリン抵抗性が上がってしまうといった流れになります。
要は内臓脂肪もそうですが、異所性脂肪が悪さをしているといった結末になってしまいました…。
異所性脂肪に関しては
・運動療法
・食事療法
を実践することで異所性脂肪の減少+インスリン抵抗性の改善が示唆されています。
内臓脂肪と皮下脂肪
内臓脂肪組織は、門脈還流域に分布する腸間膜脂肪と大網・小網脂肪の総称で、全身の脂肪組織の重量に占める比率は成人男性10~20%、女性では数%と言われています。
皮下脂肪組織はその名の通り、皮膚と筋肉の間に蓄えられる脂肪のことです。
溜まりやすい脂肪 | |
男性 | 内臓脂肪 |
女性 | 皮下脂肪 |
女性の場合女性ホルモンである「エストロゲン」が関与しており、年齢を重ねることで皮下脂肪ではなく内臓脂肪がたまりやすくなります。
内臓脂肪は皮下脂肪と比べて交換神経刺激に対する脂肪分解反応が強いことや、わずかな体重減少で、糖・脂質代謝の改善が得られやすいといった特徴があります。
↓内臓脂肪と皮下脂肪の代謝特性の比較表になります。
何が言いたいかというと
・内臓脂肪は落ちやすい
・皮下脂肪は落ちにくい
・内臓脂肪は皮下脂肪より悪さをしやすい
といったことに尽きるでしょうか。
最後に
今日は少し、専門的な話になってしまったかもしれません。
まとめると
・インスリンには基礎分泌と追加分泌がある
・内臓脂肪はインスリン抵抗性を悪化させる
・内臓脂肪は溜め込まない方がいい
といった感じでしょうか。
質問なども随時受け付けておりますので、よろしくお願いします。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
↓血糖値の話や糖質の話なども書いていますので、よかったら見てください