おはようございます。
今日は少し栄養と離れた話題になります。
こちらです↓
『人に頼む技術』
最近頼むことが増えてきてますが、なかなかしんどい人もいるのではないでしょうか?
なので今日は
- 頼むのが嫌なあなた
- 頼むための考え方を知りたいあなた
- 自分の頼み方は大丈夫なのか気になるあなた
これらに当てはまる人には少しでも役立つ情報を発信していきたいと思います。
目次から気になるところだけでも読んで行ってください。
それではいきましょう!
let’s おにぎり!
目次
頼むということがなぜ難しいのか考えていくわけですが、まず知っておいてほしいのは
頼むのが苦手なのは
“あなただけ”ではありません。
個人的には頼むのが得意な人がレアなのではないかと思っています。
ではなぜ頼む事を得意としてできないのか?
考えていきましょう。
頼むのが苦手というのはそもそも、頼み事をする時に“何か”嫌な事をイメージしたりしていることだと思います。
その“何か”をこの書籍は言語化していました。
頼み事をする際に脳は『社会的な痛み』を受けることが言われています。
まずはこの痛みの5つを考えていきましょう。
- ステータスへの脅威
- 確実性への脅威
- 自律性への脅威
- 関係性への脅威
- 公平性への脅威
人に頼み事をする際はこれら5つの脅威を同時に受ける可能性があります。
ここは書籍を参考に書いていきましょう。
ステータス
→人に頼むことで無意識に自分のステータスを下げる確実性
→相手が頼み事にどう答えてくれるかわからない自律性
→相手の反応を受け入れる必要がある関連性
→「ノー」と言われた時に相手に拒絶された感覚を覚える公平性
書籍参考
→「ノー」と言われれば相手との関係に公平さは失われます
確かに、確かにとなりますね。
これだけのダメージを1度に受けると脳が思ってしまっては苦手意識を持つのも納得がいきますよね?
まず、考えを書いていく前にこの事は理解してください。
あなたが思っているよりも
相手は2倍誰かを助けたいと思っています。
こう言ったデータがあるわけです。
それが例え
🌀負担が大きい場合
🌀イライラさせる頼みの場合
🌀悪いかもしれないと思う場合
でもです。
この事を理解するだけでも僕は頼みやすくなりました。
さて、なぜ断られるのでしょうか?
いや、断られると思ってしまうだけです。
皆さんは頼まれた事はありますよね?
その時のことを思い出してください。
❓絶対やりたくない
❓頼まれると思ってなかった
❓期待に応えられなかったら
1番上はさておき、頼まれたことに苦痛を味わうのではなく、頼まれた事を実行する上で想像する悪い未来に違和感を感じていませんか?
つまり、頼まれごとに対しては
⭐️期待に応えたい
⭐️親切(良い)な人でありたい
⭐️自分の成長に繋げたい
といったような感情があり、自分にプレッシャーを感じ頼まれ事を断ることは相手にとっても自分の自尊心を傷つける行動になってしまいます。
さらに相手にとっては
✅1度断った後その後の頼み事は断りにくい
✅1度「イエス」と言った相手に対して「ノー」は言いにくい
という状況になります。
頼み事をする人は大丈夫です。相手は頼まれ事にきっと応えてくれるはずです。
以前こんな記事を上げたのを覚えていますか?
毎日の仕事を楽しむ為に〜会話テクニックを身につける〜この中で
『認知的不協和理論』
について少し触れています。
頼むことで相手に嫌われるどころかむしろ関係性は良い方向へ向かっていきやすい状況になります。
相手はもしも、あなたを嫌い(苦手)な場合をイメージしてみましょう。
〇〇さん
この書類のコピーをお願いします。
こいつの頼み事かぁ〜
でもやってやるか…。
あれ?
嫌い(苦手)なはずなのに
なぜ俺は、おにぎりの仕事を手伝っているんだ?
違う違う。
俺はあいつをサポートしてやりたくて
サポートしているんだっ!
ありがとうございますっ!
というように頼むことで嫌われるどころかむしろ有効的な関係になれる可能性が高くなるはずです。
よく考えていきます。
頼み事をした人と頼まれた人、依頼が完了した時に生じる感情はどう言ったものがあるでしょうか?
頼み事をした人
🌀恥ずかしい
🌀情けない
🌀惨めだ
⭐️ありがとう
頼まれた人
⭐️やりきった
⭐️いい事をしたな
⭐️お疲れ様
頼み事をすることで自分が情けないと思ってしまう(僕)ことはあっても、頼まれた人の気分が落ち込むことがほとんどないことも言えると思います。
次の章では『頼む時のNG』を書いていきますが、書籍的にも個人的にも
🌀申し訳ない感じに依頼する
🌀簡単な仕事だと強調する
🌀言い訳をする
などといった頼み方をする方が相手に対して失礼になりますので、次で確認していきましょう。
頼み方にも様々手法があります。
これから紹介する3つの方法は
マネをしないでください。
むしろ
これから頼み事をする人は気をつけてください
先に結論から書いていくと、
🌀謝りながら依頼する
🌀言い訳をしながら依頼する
🌀借りがある事を提示して依頼する
他にもありますが、これに絞って書いていきます。
皆さん思い当たるようであれば是非みていってくださいね。
これに関しては僕が1番痛感した依頼方法です。
どうしても頼み事をする際は申し訳なくなってしまうもの。
書籍のセリフを引用しますが、自分のやっていたなと実感しました。
申し訳ないんだけど、この仕事をお願いしたいの。
本当はこんなことは頼みたくなかったの。
あなたが忙しいのはわかっているし、自分でやればいんだけど、どうしても力が必要なの。
本当にごめんなさい。
書いてて思いますが、
こんな頼まれかたしてもあまり良い気分はしませんね。
さらに、謝ることでこんなデメリットも…。
謝ると、同じグループにいるというアイデンティティが希薄になり、お互いのあいだに距離が生まれ、一体感が損なわれます。
書籍より
仲間として“本当に助けが必要な場合”に依頼しているわけですから、そこに必要なのは“謝罪”ではなく“感謝”です。
もちろん、
失敗をした場合の謝罪は必要ですのでお間違えのないようにお願いします。
誰かに何かを頼む際に、下記のような『言い訳』をしたくなる気持ちはわかります。
本当は君に頼むつもりはなかったんだけど…。
忙しいのはわかってるから頼みたくはないんだけど…。
普段の僕であれば、問題なくこなせるんだけど…。
こう言われたあとに依頼をされても依頼された側の人は気持ちよく人助けをすることはできないですよね?
どうしてもそう言った時に、
自分の気持ちを整理したいのもわかりますが、あくまで相手が依頼を達成した後の充実感を得られるように考えてください。
世の中は助け合いで成り立っていると思います。
ここまで読んできたあなたであれば、頼むことが
🌀不安になる事
🌀自尊心が損なわれる事
🌀恥ずかしい事
と言った感情になりやすい事を理解していただけたと思います。
しかし、
そう言った場合でも“借り”を全面に出してはいけません。
この間PCのセッティング手伝っただろ。
先週、美味しいランチをご馳走したじゃない
この前相談にのったのはこの僕だよね?
このように“過去”の出来事を引っ張ってきて“今”の依頼に結びつけようとするのはこれまた、相手のモチベーションに悪影響を及ぼすものでしょう。
これまで
いくつか悪い頼み方を提示してきましたが、
どれも
自分のネガティブな感情を補おうとするばかりで
助けを求める相手の感情を理解しようとしない
ここに根本的な原因があるのではないかと個人的には思っています。
ではどうすればいいのかを次で書いていきます。
ポイントはズバリ
『相手の気持ちを意識する』
ことでしょう。
最後になるべく具体的にどのように依頼すべきなのか一緒に考えていきましょう。
簡単にステップを提示します。
結論から書いていきますが、
- 相手に気づかせる
- 助けを求めていると相手に確信させる
- 助ける側は責任を負わなければならない
- 助ける人が、必要な助けを提供できる状態でなければならない
これら4つを意識するだけでも頼みやすい環境に導けると思います。
そして、助けてほしい人に自覚してもらいたい事ですが、
①人は周りに興味がない
②人は他人の心を読めない
③周りに人がいるのになぜ助けなければならないの?
④相手が自分のすべきことの妨げになる可能性がある
この事を理解した上で書籍を引用させてもらいます。
助けを得るためにあなたが自覚する必要があるものは
助けを得るには、まず誰かにあなたが助けを求めていることに気づかせ、それを確認させなければなりません。
書籍より
そのためには、遠回しの表現では伝わりません。
助けてもらいたいことをはっきりと伝えましょう。
次に、相手はあなたを助けるために、“他でもない自分がこの人を助ける”という責任感を抱く必要があります。そのためには、不特定多数ではなく、その相手に直接依頼すべきです。
最後に、相手が忙しいことを十分に留意します。妥当な量のサポートを明確に依頼し、もし思ったように助けてもらえなくても、それを受け入れるようにします。
長くなりましたが、個人的にもこれは意識すべき内容かと思います。
↑ここだけ意識するだけでもだいぶ違いますね。
さて、突然ですがあなたは自分がどう言った人間か理解できていますか?
- 親切で優しい人間だ
- 有能な人間だ
- 自分自身が好きな人間だ
基本的に人間はポジティブな言葉に対しては自尊心を高め、ネガティブな発言をされれば自尊心は低下することが皆さんも理解できると思います。
依頼する側として意識すべきは
🌀自分のアイデンティティ
⭐️相手のアイデンティティ
です。アイデンティティについて復習しますが、
アイデンティティとは、「他ならぬ《それそのもの》であって他の何者でもない」という状態や性質のこと、あるいは、そのような同一性の確立の拠り所となる要素のことである。主に「同一性」と訳される。
weblio辞典より
こんな感じになっているらしいですね。
アイデンティティを高めるポイントをいかにまとめますが、
今からでも実践できるものばかりです。
- あなたは親切な人だと実感してもらう
→「親切なこと」ではなく「親切な人」だと伝える - 感謝を伝える際、相手の長所を意識する
→親切、寛大さ、無私、見た目etc. - 頼みたい“相手だけ”に頼む
→自分にしかできない形で誰かを助ける(署名、資格、献血)
表現は難しいかもしれませんが、1つ1つ見れば意識しやすいものばかりです。
少しだけでも今から実践してみてはいかがでしょうか?
今までは“自尊心”といったポイントに焦点をあてて依頼する方法を考えてきましたが、最後に考えてほしいのは“有効性”です。
参照ください↓
所期の目的を達成しているか。効果を上げているか。
要は依頼に対する達成感や今後の予測みたいなものでしょうか?
このように相手が助けた際に『助けた!』という手応えを感じられるかどうかが重要になってきます。
その有効性を高めるポイントを書いていきます。
- 求めている助けがどんなもので、それがどんな結果をもたらすかを、事前に明確に伝える
- フォローアップする事を伝える
- できる限り、方法は相手に選ばせる
これらを意識するだけで相手の有効性を高めることができますね。
①明確に伝えることで相手の興味を確認する
②これからも継続することでやりがいを確認する
③忙しい相手の提案はできる限り受け入れる
皆さんは実践できていますか?
今日は頼む技術を書いてきたわけですが、特に変わったことではありません。
相手は助けたいと思っているし
ほんの少し相手目線で依頼することで
お互いに良好な関係が気付けるはずです。
この本を読み終わり僕が意識していることは
⭐️相手の名前を読んで依頼する
⭐️依頼する内容、おおよその時間、期限など具体性を意識する
⭐️感謝は相手目線で伝えるようにする
僕は依頼する際に何かを考えたことはありませんでしたが、良き学びになったと思います。
そんな中おにぎりの評価はこちらです。
依頼する時、助けを求める時は必ず誰しもがくることです。
そういう意味ではこの記事を見たあなたに読んでほしい内容になっていると思います。
まとめです。
今日は頼む技術に触れてきました。
まず、今まで頼んできた際に、
🌀謝罪ばかりしていないか?
🌀言い訳を含んでいないか?
🌀借りがある事を出していないか?
この点が当てはまらないか自分の発言を見つめ直してください。
その後、依頼する際のポイントとして、
⭐️相手の自尊心を意識する
⭐️相手に有効性を感じてもらう
を意識して伝えるようにしてください。
大丈夫です。
みんな頼むのは苦手だし、
頼まれて人の役に立ちたいと思っているはずです。
相手目線に立ってwin-winの関係を築いてください。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
職場の雰囲気を高め、良き健康ライフを!
それでは皆さん。
Good Rice!
集中できればネガティブにはなりません