そのサプリメントは大丈夫?〜鉄編〜

おはようございます。

今日は少しサプリメントについて触れていきたいと思います。
スーパー、コンビニ、薬局など最近どこにでもサプリメント(以下サプリ)がおいてありますね。

最近は患者さんもサプリを利用しているそうですが、何を基準で選んでいるのでしょうか?
・値段
・メーカー
・製造場所(国産or外国産)
など基準に選んでいるのではないでしょうか?

誰でも気軽に買えるが故に
成分まで見ずに表示名だけで買ってしまう
ことがあるのではないでしょうか?

鉄が足りないと言われたから
「鉄分が含まれているこれを買おう」
「何を飲んでも一緒だから安いこれを買おう」

こんなふうに購入しますよね(笑)
「食事で体調が変わるわけないもんな」
「サプリより食事でなんとかしたい」
と言う人が多いですからね。

前置きが長くなりましたが、
早速いきましょうか
let’s おにぎり!

おにぎりなりのサプリポイント

どうせサプリをとるんだから中途半端に選択するのはもったいないと思います。
やはり
成分
でどのサプリが良いか判断したいものですね。
そのためには知識が必要です。
誰も教えてなんてくれません。自分で勉強するしかないですから。

鉄を摂取する上で必要なミネラルは
・銅
→鉄の代謝に関与
・亜鉛

→ポルフィリンの構成に関与
・マンガン

→活性酵素による赤血球膜の障害を防ぐ
・セレン

→グルタチオン過酸化酵素
などが必要になってきます。
銅、亜鉛、マンガンといえば
スーパーオキサイドディスムターゼですもんね(笑)
※僕もまだうろ覚えですすみません。これは膜障害を防ぐやつです。

これとはもう1つ紹介しておきたいのが、商品の基準です。
GMP工場
と言うのはご存知でしょうか?

https://www.jhnfa.org/gmp-03.html

GMP:Good Manufacturing Practice

薬事法に基づいて厚生労働大臣が定めた、医薬品等の製造及び品質管理の基準


ポイントは
・最終完成品に表示されたすべての成分が均質に含有されていること
・常温で2年間品質の劣化がないこと

これらが定期的に更新されなければ認定されない基準になっています。

これらの基準を満たしていないと言うことは
・最終完成品の成分を載せなくて良い
・作成過程で失われる栄養素を表示しなくて良い
・含有量にばらつきがあっても良い

と言うことになります。

これについては栄養素は調理法によって効果を高めることも低下させることもできるということで何度か書いていました。

サプリの世界も失われるものがあるそうですね。

気をつけましょう。

鉄のサプリ『アミノ酸キレート鉄』

なんかそういった鉄があるらしいですね。
アミノ酸キレート鉄(以下キレート鉄)
→アミノ酸と鉄が結合した鉄のことで天然には存在しない鉄
と言うことらしいです。

非ヘム鉄とヘム鉄の吸収経路は違うのは皆さんご存知かもしれませんが、キレート鉄に関してもさらに別の代謝経路になっています。
非ヘム鉄とヘム鉄
→鉄の代謝経路
キレート鉄
→アミノ酸の代謝経路
といった違いがあるそうです。

ヘム鉄達との違いは
すぐにフェリチンが上がる
といった点です。
フェリチンは貯蔵鉄でしたね。なので本来であれば
最初に枯渇していき充足するのは最後
といった流れです。
なのでキレート鉄による変化は本来の変化から逸脱している可能性があります。
少し高価になるかもしれませんが、
よりヘム鉄の含有量が多いサプリが僕的にはおすすめします。

最後に

鉄の役割は
・赤血球を作る
・免疫に影響する
・コラーゲンを合成する
・筋肉を収縮させる
などさまざまな役割があります。
しかし、日々排泄されており、さらには摂取する食品は皆さんが苦手とするもの(レバーなど)が多いです。

お手軽な情報に惑わされず、自分にあった健康法を見つけていきましょう。

今日は最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
Good RIce!

鉄の記事もよかったら一緒に見てください。

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