おはようございます。
皆さんはチョコを食べるとどうですか?
「元気になる」
「やる気になる」
「勉強が捗る」
などなど
割と良いイメージを持っていると思います。
実際チョコレートには赤ワインなんかと比較してもより多くのポリフェノールを含んでおり、とても良いものだと僕も思っています。
しかし、ものによってはしっかり「砂糖」が含まれており、
『カカオに魅了されるのではなく砂糖の虜になっている』
人もいるのではないでしょうか?
今日は簡単にですが、なぜ砂糖の虜になってしまうのか考えていきたいと思います。
それではいきましょう。
let’s おにぎり!
脳神経伝達物質の復習
ここでは再度セロトニンができるまでを考えていきたいと思います。
復習になりますが、この図を覚えていますか?
脳の神経伝達物質ができるまでの図になっていますが、こういったものを作るのに必要なのが、毎度おなじみ
『タンパク質』
です。
脳の神経伝達物質を作るにあたり、血液脳関門(BBB:blood-brain barrier)というものがあるので、タンパク質(アミノ酸)はアミノ酸トランスポーターにのってBBBを通ることができます。
アミノ酸にはグループがありその中のグループに
・バリン
・ロイシン
・イソロイシン
・トリプトファン
のグループがあります。
上の3つ聞いたことありますか?
そうです。
分岐鎖アミノ酸(BCAA:Branched Chain Amino Acid)
というものです。
このグループの中でより濃度が濃いアミノ酸がトランスポーターに乗りBBBを通過して神経伝達物質の材料になっていきます。
チョコ(砂糖)とセロトニンの関係
おおよそのメカニズムを話したところで、いろいろ本題です。
実際にチョコを食べた時に
「幸せになれる」
と言うのはメカニズム的には間違っていません。
その、なぜ?を解説していきます。
まず、幸せホルモンでもあるセロトニンは上記のグループのトリプトファンを原料に作られていきます。
トリプトファンをトランスポーターにのせるにはどうすれば良いのでしょうか?
正解は2つです。
・トリプトファンの量を増やす
・その他BCAAの量を減らす
この2つが考えられますね。
チョコをたべたときにおこるのはどちらだと思いますか?
そーなんです。
『BCAAが消費されトリプトファンの量が相対的に多くなる』
ことにより一時的に幸せになれるんです。
BCAAの作用には
・インスリンに依存せず、グルコースをグリコーゲンに変換し貯蔵する役割
があります。
その為、チョコ(砂糖)を食べることでBCAAが利用されます。
なのでチョコを食べてもトリプトファンが増えるわけではないので幸せは一時的なものにしかならないと言うことですね。
最後に
今回はチョコに注目しましたが、甘いものの幸福感は今回のメカニズムと同じです。
甘いものの食べ過ぎはタンパク質の不足を招く恐れがあると言うことなので食べ過ぎにはご注意ください。
チョコを食べるにしても値段はしますが高カカオのものをお勧めします。
僕が普段食べるチョコを載せておきますので、よかったら参考にしてください。
今日は最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
Good Rice!