おはようございます。
今日は一気にいきます。ヨウ素、マンガン、セレンについてです。ほとんど聞き慣れない栄養素だと思いますが、こんな栄養素もあるんだよと「へぇ〜」ぐらいでみていただけると幸いです。(笑)
それではいきましょう
let’s おにぎり!
目次
ヨウ素について
要素は別名「ヨード」とも言われています。身体には約13mgのヨウ素が存在していますが、約70~80%が甲状腺に集中しています。
ヨウ素は、甲状腺ホルモン(トリヨードチロニンとチロキシン)を合成する材料として欠かせないものです。
甲状腺ホルモンは3大栄養素の代謝を促したり、生殖や成長などを制御したりする重要なホルモンです。
ヨウ素は吸収率がよく、海のものに多く含まれているため、日本人の食事での欠乏リスクは少ないです。
【主な作用】
・甲状腺ホルモンの成分となる
・エネルギー産生に関与し、基礎代謝を高める
・成長促進
【主な食材】
わかめを味噌汁に使っている人なら不足の心配はないかと思います。
【その他】
摂取したヨウ素はほぼ100%吸収されます。
とりすぎも甲状腺腫の原因になるため昆布の食べ過ぎには気をつけてください。
マンガンについて
マンガンは身体の中に約12mg存在しています。
特に骨に多いが、肝臓、膵臓、腎臓、髪の毛など体内の組織や臓器に広く分布しています。
活性酵素を除去するスーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)の構成成分でのあり、細胞膜の酸化を防ぐ為にもはたりています。
スーパーオキシドディスムターゼ(Superoxide dismutase:SOD)
Wikipediaより
細胞内に発生した活性酵素を分解する酵素である。酸素消費量に対するSODの活性の強さと、寿命に相関があると言われるが、これは体重に対して消費する酸素の量が多い動物種ほど寿命が短くなるはずのところを、SODが活性酸素を分解することで寿命を延ばしているとするものであり、動物の中でも霊長類、とくに人はSODの活性の高さが際立ち、ヒトが長寿である原因のひとつとされている
主に動物性食品よりも植物性食品から摂取できる。特に茶葉、豆類などに多く含まれています。
【主な作用】
・骨形成と強化をサポートする
・酵素の構成成分となる
・骨、肝臓の酵素作用を活性化する
・抗酸化作用に関与する
・エネルギー産生に関与する
【主な食材】
マンガンの吸収率は数%ですが、必要量がそれほどでもない為、不足のリスクは低いです。
【その他】
マンガンに関わるお仕事をしている人は過剰症のリスクがあります。過剰症の際は中枢神経障害などがおこる可能性があります。
セレンについて
セレンは身体に約13mg存在します。
セレンは老化を防ぐ働きを持っています。また、ヒ素、カドミウム、水銀などとの拮抗作用も示すので、毒素から身体を守る作用も持っています。
なのでセレンはビタミンCやビタミンEと合わせて摂取すると抗酸化作用がより高めることができます。
セレンも植物性食品や魚介類に多く含まれている為、通常の食事をしていれば欠乏するリスクは低いです。
【主な作用】
・有毒ミネラルの水銀を無毒化する
・甲状腺ホルモンの活性化
・抗酸化作用
・亢老化作用
・免疫を強化する
【主な食材】
図は珍しいものしか書いてありませんが、ネギとかにも含まれているので、心配しないでください。(笑)
【その他】
セレンと免疫との関係を載せておきます。
抗酸化作用 抗感染作用 リンパ球の分・増殖促進 NF-kBの核移行の抑制 | がん細胞でNF-kBという転写因子の活性が高まると、 がん細胞が死ににくくなってしまい、増殖が起こりやすくなります。 なのでNK-kB活性を抑制することでがんを抑えることができます。 |
最後に
今日お伝えした栄養素は不足する心配がほとんどない為、スピードUPでいきました。
それでもビタミンCやビタミンEなどど協力する栄養素もありますので、知らなくてよいわけではありません。
名前だけでも頭の片隅に入れておいてはいかがでしょうか?
今日も最後までありがとうございました。