ミネラルについて⑨〜インスリン、貧血のサポーター〜

おはようございます。

今日はミネラルラストで、クロム、モリブデン、コバルトとなっています。

これらは不足しにくいですが、頭の片隅に入れておいて損はありません。

それではやっていきましょう。
let’s おにぎり

クロムについて

身体内には約1.8mgのクロムがある。

なんとこれは加齢とともに体内の含量が減少する唯一のミネラルなんです!

食品からのクロムは吸収率は0.5~2%と低いですが、ビタミンCと一緒に摂ると吸収されやすいです。

【主な作用】
・インスリンの分子の安定化に関与
・インスリンの受容体との結合を増強させる
・グルコースの細胞内への流入を促進する
・血糖値を正常化し、糖尿病を予防する
・タンパク質代謝を正常に維持する
・高血圧を予防する
・コレステロール値を予防する

【主な食材】

足立香代子:栄養学の基本がまるごとわかる辞典より

クロムは多くの食品に含まれているため、欠乏のリスクは低いです。

【その他】
体内のクロムは毒性のない三価クロムです。
金属メッキなどに使われる六価クロムは環境汚染物質とされ、毒性が強く、有毒になっています。

モリブデンについて

身体にはモリブデンが約9.3mg存在しており、肝臓や腎臓、副腎に多いです。

モリブデンは鉄の吸収を助ける作用や老廃物の排出を促す作用があります。

モリブデンにおいても吸収されやすいミネラルなので、不足は生じにくい栄養素です。

【主な作用】
・プリン体の分解を助け、老廃物である尿酸の代謝を促す
・鉄欠乏性貧血を予防する
・食道癌のリスクを低下させる

【主な食材】

足立香代子:栄養学の基本がまるごとわかる辞典より

【その他】

モリブデンの吸収率は高く、摂取されたうちの90%は胃と小腸で吸収されます。

モリブデンを過剰に摂取すると血中尿酸値が上昇し痛風様の症状が起こります。また、銅の排泄量が増え、銅欠乏による貧血を招くとされています。

銅についての記事も書いていますのでよかったらみてください。

コバルトについて

コバルトは身体に約1.5mg存在しています。

食品から摂取したコバルトは腸内細菌によってビタミンB12に変換され、体内では主にビタミンB12の構成成分として存在しています。

ビタミンB12の記事はこちらです。

葉酸と協力して造血機能のサポートや神経機能を正常にたもつ役割も持っています。

コバルトの吸収を促進する因子は特にありませんが、喫煙、飲酒、ビタミンB6不足などが吸収阻害因子となっています。

【主な作用】
コバルトは体内では主にビタミンB12の構成成分として存在しているので、コバルト単独での作用は特に今のところありません。

【主な食材】

足立香代子:栄養学の基本がまるごとわかる辞典より

1日あたりの摂取基準の設定はされておらず、ビタミンB12を心がければ不足の心配はありません。

終わりに

これまで僕が得てきた
・脂質
・タンパク質
・糖質
・ビタミン
・ミネラル
の知識は書いてこれました。

まだまだ、↑これらの5大栄養素の知識は奥が深いので、更なる情報を発信していきつつ、糖尿病や血液検査についても書いていきたいと思っています。

時間があり、気になる方は軽くでも目を通してみてください。

今日も最後まで
ありがとうございました。

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